プロのレーサーならばこの作戦を可能にできるはず。
そこで、ある人物の元へ向かった。

その人物とは・・・
フォーミュラジャパンのトップレーサー脇坂寿一。
数々のレースで優勝の経験を持つ日本屈指のドライバーだ。
トップドライバーは話も早い。快く依頼を受けてくれた。


そのころ、松岡は宝くじの車を追走していた。
その車が入って行ったのは、福島の恵比寿サーキット。
そこで待ち構えるのはトップドライバー脇坂。
タクシーはすかさずピットインして、フロンと部分に10円玉を取り付ける。

準備は整った。
いよいよトップドライバー脇坂が、前代未聞の宝くじスクラッチに挑む。
果たして削ることができるのか!?


ルールは5周以内で宝くじを削る。
脇坂のタクシーはランプを空車から実車へと変え、前代未聞の挑戦は始まった。
コースに出るタクシーは、高いエンジン音を上げ前の車の後ろに付ける。

徐々にその間隔をつめていく脇坂。
しかし、1mの間隔を保ったまま1周目を通過。
様子を見ているのだろうか?

2週目に入ると脇坂は仕掛け始める。
テイルトゥノーズに入り、車を左右に振るが10円玉は銀色を捉える事ができない。何度も挑戦するが、その度に離されてしまう。