前回、ついに北海道を脱出したソーラーカーことだん吉。
この日の気温− 2 ℃。前方の視界が遮られるほどの吹雪の中、
青森県鯵ヶ沢町 を走っていた。


達也「今日が最強じゃない?」
ソーラーカー始まって以来の雪に風。
そんな中、見えてきたのは、道にずらっと並んだ鯵ヶ沢名産の
イカの生干し。ここではその場で焼いて食べさせてくれる。
お店の中へ入ると、寒い外とは打って変わって陽気なおばさんがお出迎え。
二人は、出されたイカを頂く。


達也「すっごい、フワフワしてるっ!」
城島「こんなイカ焼き食べたの初めてかもしれん!」
二人がイカを大絶賛すると、
おばちゃん「はいよー、食べてぇー!」
とイカ焼きが次から次へと出てくる。
そろそろ出発しなくては、しかし、城島が気になるものを発見。
それは、“ぶりこ”と呼ばれる紫色をしたハタハタの卵。
噛むとプチプチと音がするほどの歯ごたえがなんともいえないらしく、
城島「痛いっ!」
との感触らしい。外の皮は食べられないので口の中から取り出すとその色は中身を食べたら真っ白になっていた。