しばらく独りで海沿いを走っていると、達也が何かに気付いた。
達也「あれリーダーじゃない!?」
見ると、海沿いを走る電車に城島が乗っている。
城島は、より海沿いを走る為に電車で走っていたのだった。
だん吉を追い抜いた城島は、 JR 五能線から見える雄大な日本海をゆっくりと楽しんで先を目指す。
広戸駅で電車を下りた城島は、達也とだん吉の到着を待つことに。
しかし、一向に見えてこない、だん吉と達也の姿に心配になり待ちきれず来た道を戻りはじめた。


その頃、達也はゆっくりと日本海を進んでいた。
達也「結構、寂しいなぁ」
一人での運転に、改めて城島の存在を感じる達也。
その思いとは反して、道は線路沿いを外れていってしまう。
しばらくすると再び線路沿いに出られそうな道があった。
線路沿いへと続く道を進むと、だん吉ののスピードが落ちる。
深い雪にタイヤが空回りし始め、ついにはスタックしてしまったのであった。
達也「誰かぁー!」
身動きの取れなくなった達也が叫ぶが、あたりに人影は無い。

一方の城島は線路沿いをゆっくりと戻っていた。
果たして達也の声は城島に届くのか!?