すると、長瀬が見つけた立岩海底温泉の看板。 バッテリーを温めて、減りを最小限に抑えようという作戦だ。 湯たんぽを手にだん吉を降りる2人。 温泉の受付でお湯を入れさせてほしいと頼むと、快く承諾してくれた。
温かいお湯を確保した2人は、湯たんぽをバッテリーの上に置いて温める。 その間に2人もタラ汁を食べて体を温めようと、しばしの休憩。 十分に体を温めたら、だん吉の様子を見に行く。 長瀬「あったかい!!」 どうやらバッテリーも十分温められているようだ。
太一と長瀬、そしてだん吉も力が蓄えられたところで再スタート。 新潟県に向けて走り出していく。心なしかスピードも上がっている。 雨も止み平坦な道が続き、本当にこのまま新潟県までいけそうな勢い。 しかし、突然だん吉のスピードが落ち始める。 それと同時に案内標識には新潟の文字が。 何とかあそこまでは行きたい。そこで、長瀬が降りてだん吉を押す。 しかしもう虫の息のだん吉を見て、2人は止められる場所を探そうと新潟入りを諦める。
するとが何かに気付く太一。もう少し先まで進もうと言う。 この先に何があるというのか? そしてだん吉はストップ。しかし、太一は嬉しそうだ。 ヘトヘトになって地面に座り込んでいた長瀬が立ち上がり、太一に近寄る。 太一「ちょっとストップ!!」 びっくりして止まる長瀬。何事かと太一の指差すほうを見るとそこには新潟県・山北町の看板があった。長瀬のほうには山形県・温海町の看板が。 つまり、太一とだん吉は新潟入り、しかし長瀬の位置はまだ山形県だった。両手を挙げて喜ぶ太一。