暑い夏も終わり、秋の気配漂うDASH村。
完熟極まりパックリと割れたアケビがうれしい季節となりました。
台風の影響が心配される2004年の秋、どんな作物が育っているのか。
保原と明雄さんに連れられ、ワクワクと期待しながら畑をのぞきにやってきたのは城島と達也、そして太一。

手からこぼれそうなふくらみは、冷夏を無事に生き抜いてくれた梨の長十郎。
おいしそうに熟していている証拠は、実の表面にきれいな斑点。
今年の果樹園は3度目にして、一番の豊作。
そして今回、最もうれしかった収穫は、果樹園の向こうで初めて挑むことになった、甘い香りを放つあの果物だった。

それは、まだ風が肌寒かった4月の初めのこと。
新たな作物に挑戦しようと、畑の一角に大きなビニールハウスが作られることになった。
これまでの経験を活かして臨むのは、繊細な網目が美しい果実「マスクメロン」。ネットと呼ばれる網目は、中から染み出る成熟の印。
その美しい網目は、おいしく健康に育ったという味のバロメーターでもある。
しかし「マスクメロン」にきれいな網目を出すには、水分や温度の調節に細かく気を配らなければならない。