田植えのころ6月の空梅雨が憎らしいほどの秋雨止まぬ10月の日。
収穫を目の前に控えていた男米も、少々足踏み状態となっていた。
その実入りは文句なしなのだが天候に恵まれず、とりあえず田んぼの水抜きだけはしておくことに。 データ面から見ると、積算温度が950度に達した男米はもう収穫まで数えるほど。 しかし長丈米はまだ900度。
太一「もうあと1〜2週間てとこだろうね」
待ち遠しい収穫のとき、初めて挑んだもち米長丈米は無事に収穫できるのだろうか?

それからしばらく、雨はいっこうに止む気配を見せず、栓を抜いたにも関わらず水抜きが進まない長丈米。 一度倒れてしまったため、その折れ目から腐ってしまうことも懸念されるが・・・。
そうこうしてるうちに秋雨の中休みとなり晴天に恵まれたある日のこと。
ようやく男米の収穫に取り掛かることとなった男たち。
だが、長丈米はというと・・・。
山口「まだビチョビチョだよ」
やはり未だに水が引いていない長丈米の田んぼ。
長瀬「全部が全部うまくはいかないんだな・・・」

背丈も申し分なく見入りも悪くないようだが・・・。
明雄さん「初めてだから、刈り入れ時期ってのがわかんねぇんだよな」
山口「でもあんまり待ってもいられないんだよね」

そんな男たちの協議の結果、経験豊富な明雄さんの一声により、
もう1〜2週間様子を見て、慎重に対処していくことに決めたのだった。
しかし、その日のあとも続く台風の猛威。やってきたのは今期最大の規模を持つ台風23号。 自然の力の波状攻撃に長丈米は耐え切ることができるのだろうか!?