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茂子「お茶っ葉も、いろんなもんに使えるんやで」
そう言い茂子は、使い切った「お茶葉」を取り出して、ざるの上で乾燥させはじめる。
するとガラガラと玄関の扉が開き、ある訪問者がやってきた。
いきなり居間に顔を覗かせたのは、長瀬だった。
長瀬「この前釣ってきた魚、食べるかなと思って」
なんと長瀬兄さんは釣った魚の差し入れを持ってきてくれたのだった。 |
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クーラーボックスに入っていたのは、たくさんのアジとマグロの刺身。
さっそく今日の晩御飯にしようと、はりきっていた茂子だったが・・・。
翔太「母ちゃん、お魚いっぱい余ったよ」
もらった魚の量が多すぎて、クーラーボックスの中には残ってしまった魚がいくつかあった。
冷蔵庫で保存してもいいが、今よりも味が落ちてしまう。
茂子は、せっかくなのでアジとマグロを燻製にすることに決めたのであった。 |
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まずは燻製作りの下準備に取り掛かる。
先ほどのアジのひらきと、マグロの刺身を塩水につける。
十分に塩につけたら、今度は水につけて塩抜き。
すると、そこへ翔太と悠太がトマトとバナナを持ってきた。
どうやらこの果物も燻製にしたいようだ。
せっかくなので、チーズやたらこ、キノコに枝豆と、様々なのにもチャレンジ。
茂子「やらずに後悔するより、やりきって反省したほうがええもんな」
茂子は燻製作りにも、人生の教訓を見出すのであった。 |
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