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工場を出た3人は、「町屋」でぶらぶら散歩を始める。
すると翔太と悠太が大きな煙突を発見。
路地を抜けて煙突のふもとまで行ってみると、どっしりとした寺社造りの
銭湯『野崎湯』があった。ここは今でも御主人が薪でお湯を炊いている銭湯。
せっかくなので暖簾をくぐり、翔太と悠太は男湯へ、
茂子はもちろん女湯に入っていく。
茂子「体ちゃんと洗いや!!」 |
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茂子の忠告を聞かず、いきなり湯船に浸かろうとした翔太と悠太だが・・・。
北城おじさん「こら坊主!先に体洗ってから入りなさい、てやんでぇい!!」
茂子に似た北城おじさんに怒られた翔太と悠太は、すぐさま体を洗い始める。
すると、子供の面倒見もよい北城おじさんは2人の背中を流し始める。すっかり仲良くなった北城おじさんと湯船につかり、壮大な富士山を眺めていると、体の芯から温まることができた。 |
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風呂あがり。いそいそと服を着ようとする翔太と悠太に、
再び北城おじさんの忠告が飛んできた。
北城おじさんの鉄則、それは風呂あがりのコーヒー牛乳だった。
北城おじさん「腰に手を当てて、グッと一気に飲む!!」
最後に教えてもらった「うまい!!」というちょっぴり渋めの声。
北城おじさんのおかげで銭湯の定番を味わうことのできた2人は、
茂子と合流し、夕暮れの中を家へと向かう。
都電に揺られる小さな旅行であったが、茂子一家は楽しい1日を過ごしたのでした。 |
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