再び都電に乗った3人は、たくさんの踏切を抜けて「大塚駅前」へ。
茂子「小学生はここタダやからなぁ」
そう言って訪れたのは、『六義園』にある茶室。
水鳥が佇む池と、真っ赤に色づいた「櫨(はぜ)」を鑑賞しながら、上品にお茶を頂く。だが長時間の正座ができない翔太と悠太は、しばらくすると足を崩してしまうのだった。路面を走り始めた電車。次はどこで降りようか?

「荒川車庫前」で降りた茂子は、あるタバコ屋に興味を抱く。
タバコ屋『武井商店』は、商売を始めておよそ50年。
そんな歴史を感じてか、茂子は一度やってみたかったという「看板娘」をさせて頂くことに。
茂子「はい、いらっしゃい・・・。タバコですか?」
残念ながら独り言になってしまったが、この店が毎朝忙しい通勤サラリーマンをあたたかく見守っているのだと、茂子は感じたのだった。

次に「東尾久三丁目」で降りた3人は、
先ほど駄菓子屋で食べた「あんこ玉」を作っている工場へ。
小さく切られたあんこに、きな粉をまぶす工程を見学していると、
茂子は興味津々だった「あんこ玉」の「当たり」を作っている方を見つける。
1つずつもらって食べてみると、中から白い粒。
茂子「すごいな。どれ取っても当たり玉!」
気になっていた「あんこ玉」の当りを見ることができた茂子は満足して工場をあとにする。