前作のラブストーリー「Memories」に続いて、スティーブン・シゲルバーグが
制作した作品「ラストおサムライ」は、城島扮する主人公が
町娘に悪さする悪役をバッサバッサと叩き斬っていくアクション時代劇だ。
真剣にシゲルバークの超大作を見る達也と松岡。
松岡「なるほど。でも前回よりも大変じゃないですか」
問題は、軽快に走る馬のヒヅメ音、刀と刀がぶつかり合う殺陣の効果音、
天地を切り裂く豪快な雷、悪役の顔面に手裏剣が突き刺さる効果音というところか。

まずは下町の砂利道を走る馬の足音。
研究所にある道具をあさり出した松岡は、
馬のヒヅメに似た「オワン」を見つけた。
これを利用してうまく音を創り出したいところ。
すると達也が木箱に小豆を入れて持ってきた。
松岡「頭いいねぇ!!」
小豆が敷かれた木箱の上でオワンをパカパカ。
すると馬の走るヒヅメ音を創ることに成功。
小豆の音が、うまく砂利道を駆ける音としてマッチしていた。
ヒヅメ音「タカタッ タカタッ ・・・・」

次に必要な効果音は、「ラストおサムライ」の盛り上がりどころ殺陣のシーン。
松岡「カン、カン。キーン。コンコンコン。チーンチーン」
刀と刀がぶつかる音を探して、2人は金物をいろんな物にぶつけてみる。
その中で、ノコギリをコテにぶつけた音が「シャキィン」と
一番キレのある音が出ることを発見。
そして松岡がテニスのラケットをブンブン振ると、空を斬る刀の音にそっくり。
鞘から刀を抜く効果音も、三脚の脚を「シュッ」と伸縮させることでクリアできた。