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じつは、3年間村人として生活してきた保原はこの風呂作りを最後に村から旅立つ決心をしていた。
村に来た3年前、ヒョロヒョロとしてなかなか周りの作業についていけなかった20歳の青年・保原。
彼は大地の力強さを知り、命の重みをその手で感じ、小さな命にも宿る精一杯生きるという心を学んだのだった。
このDASH村で学んだ様々なことを胸に、保原は村を出て新しいチャレンジに向かって走り出したのだ。 |
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そして、7月の梅雨間の晴れの日。
相変わらず騒がしい村には、老いてなお元気な八木と戯れる女性の声が。
じつはこの女性こそが、保原に変わる新たな住人、元気印の安部景子。
ですが、彼女のことはまた追い追い・・・。
小さな変化のあった7度目の夏のはじまりの物語でした。 |
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