食材:モクズガニ
具材:餅・高菜・しめじ・舞茸等
1,蟹(5杯)を生きたまま臼にいれそのまま潰す。
2,潰した蟹をこす。雄と雌が半分ずつに混じっていると、真子(しんこ)と呼ばれる蟹の卵と身が混じりあい固まりやすくなる。
3,鍋に、こした蟹の液をそのまま入れる。この際にかき混ぜすぎるとうまく固まらなくなる。ゆっくりそっとかき混ぜるのがポイント!
4,煮立ってきたところで高菜・餅・大根・人参等を入れる。「高菜ができたら蟹が凍る」と地域では言い、高菜の収穫できる時期に獲れる蟹は固まりやすいという意味。春先を越してしまうと、蟹の身が鍋にしても固まらなくなるため。
5,醤油で味をつける
6,一煮たちすれば完成
モクズガニ
特徴として目立つのは、はさみ脚に密生している毛。
大型に成長するほど発達しており、雌に比べて雄で発達している。
特に甲幅6cm以上の大型の雄になると、はさみ脚の大部分が毛で覆われる。
10〜2月の蟹でないと、鍋に身を入れた時に固まらない。
ガニ漁
『カニ篭』といわれるものを川底に仕掛ける。
カニ篭の中に鮎やアジなどのぶつ切りを入れて2〜3日仕掛けておき、かごをあげると蟹が入っているという仕組み。
かご自体は、蟹が一度が入ると出てこれない仕組みになっている。

台唐(ダイガラ)
現在もお正月の餅や、蟹をつく時に用いられている。
江戸時代中期から、米や麦を精米するときに使われていた民具。唐臼(からうす)とも呼ばれている。軸の片方に台がすえてあり、その上に乗った人が片足を軸にて踏み込むことで、杵をうごかして、米や麦をつく。