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新緑の季節まっさかりのDASH村。ときおり汗ばむほどの陽射しが照りつけ、植物たちも元気に生長していた。
しかし、村のシンボルである里桜だけはすこし様子が違っていた。
ここ数年元気がなかった里桜、毎年定期的に診断し手を加えてきたが、果たして今年の花は咲くのだろうか?
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樹木医の先生によると、現在この桜の樹は、人間でいうところのガンに侵されており、残念ながら回復させることは難しいという。
だが、これまで村の中心でシンボルとして咲き誇ってきたこの桜、そう簡単に枯らさせるわけにはいかない。
そこで、枝のなかでもすでに死んでしまっている部分、この樹のもっとも大きな枝を切ることとなった。
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そうすることで残った枝に養分が集中してくれれば、今年もまたきっと花を咲かせてくれるに違いない。
だが男たちには、さらに先を見据えやっておかなければならないことがあった。それは、現在の里桜が枯れてしまったときの後継樹の育成。
DASH村開村から7年。ずっと村を見守ってきた里桜の意志を継ぐ後継樹は、里山に自生する新しい小さな桜の苗に、村の里桜の枝を接ぎ木することで誕生する。
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