「カン!カン!」
次に茂子一家は高い音に誘われ路地の先へ。
すると、そこには両国ならではの工房が!
作っていたのは力士を呼び込む時に呼び出しが使う拍子木と、勝敗を裁く行司の軍配団扇。
貴重な伝統に触れた一家、再び水上バスで隅田川を下ることに。

清洲橋が見えて来たところで、発見したのは松尾芭蕉の銅像。
伊賀に生まれ、1675年に江戸に入った松尾芭蕉。1680年に庵を構えたと言われている。
「古池や蛙飛び込む水の音」などの句も詠まれた場所とも言われ、また、有名な奥の細道の出発点もこの地。

水上バスが佃大橋をくぐる頃、そろそろおなかもすいてきた子供たち。
ちょうどこの先は月島!ならば月島名物のもんじゃ焼きをいただくことに。
もんじゃ焼きはもともと駄菓子屋の奥で売られていた子供達のおやつ。
だが、新しい食文化が入ってきて、その姿は見られなくなってしまった。
しかし、月島は交通の便が悪かった事もあって古い文化とともにもんじゃ焼きも残って発展し、名物と呼ばれるようになったと言われている。