9月に入り、秋の気配漂うDASH村。
そして無事に出穂を迎えた男米も頭を垂れはじめ実の入り期待膨らむ季節。
村では、これからの冬場に備え、生活を満たす、白炭作りに挑戦。
名乗りを上げたのは炭焼き班長、太一だった。

今まで村の窯で焼いてきた黒炭と違い、形状も質も異なる白炭。
「キーン」という金属音に裏打ちされるように材質の密度が濃く堅い。
紀州備長炭に代表される白炭は、高温に上がる石窯で焼き、堅さ・密度・火持ちに優れた炭。遠赤外線効果により食材の旨みを逃がさない為、飲食店でも重宝され、炊飯・水質浄化・腐敗防止・消臭効果など、その用途は様々。

そんな黒炭より優れた白炭を村でも作ってみたい。
動き出しは今夏8月。
まずは、白炭に適した材料探しから。
備長炭づくりには欠かせないウバメガシは、温暖な地域の海岸線に多く自生する樹木。
だがこの樹木は村の里山には自生しない種類。村で白炭をつくることはできないのか?