しかし、冬はそこまで上がることはまずない。
以前ハウスではメロンづくりを成功させていたが、それは春に植えて秋に収穫したものだった。
南国フルーツを作るには、最低でも10℃は保つ必要がある。
村の気候では冬は越えられない。
そこで、夜の冷え込みを少しでも防ぐため、今のハウスをさらにハウスで囲み、2層のハウスをつくることにした。
ハウスは2層にすることで、日中溜め込んだ熱を夜、外に逃がす量を減らし、少しでもハウス内の温度を高く保つことができる。
さっそく作業に取り掛かる。
そして、水仙咲く4月下旬。
たる木を打ち込んで骨組みは完成。
次にハウスをスッポリと囲うようにビニールを抑えていく。
今後の作業のことも考え、扉は広く、スライド式にするなどの工夫も施した。
そして、2層ハウス完成。

達也「44℃!!」
と、ハウスの完成を喜ぶ達也。2層のハウスは温度を保てそうだ。

次にハウス内に植えるための南国作物を分けてもらうため、沖縄へ。
収穫間近のバナナ。
バナナの苗になる箇所を見せて頂き、親株から吸芽といわれる部分を掘り起こす。
元気の良いバナナの苗、そして他にも安倍は、パイナップル、パッションフルーツ、マンゴーの4種類の苗を頂いた。