小笠原は日本におけるコーヒー栽培の発祥の地とされている。
明治11年、政府によりコーヒーが持ち込まれるものの、冬野菜が栽培の中心だった島では根付かなかった。
戦後、疎開から戻った人々が、野生化したアラビカ種のコーヒーの木を発見し、弱酸性の土壌が栽培に適し、露地栽培でも実をつけることから、現在は4軒の方が新たに苗木を導入しつつ、歴史の味を守り増やしている。

おいしくコーヒーを頂くには、実から取り出した種を、1か月乾燥させ、薄皮をはがし、生豆にし、それを火にかける。
すると、ようやくうまみとコクが生まれるという。
早速、野瀬さんの娘のもとみさんに作って頂くことに。
フライパンで生豆を火にかける。
20分ほどでパチパチと豆がはぜ始める。ここから一気に味が変わるとのことで、タイミングはもとみさんに任せて。
浅煎りは酸味が、深煎は苦味が出るという。
もとみさんの合図で、少々浅煎りで火を止める。

火で煎った豆を、村でのそば班長城島の手で粉にする。
そして、粉になったものを見てみると…
達也「ああ、みたことあるような」
城島「すごいええ香りがする」

粉をドリップし、いよいよ完成!
早速煎れたてのコーヒーを味わう2人。
果たしてそのお味は?
達也「ああ!うまいね!!」
城島「飲みやすい!」

と、その出来栄えに大満足。
達也「砂糖とかミルクとか入れたくなくなるね」
城島「違いがわかる男には必要ないね」