更に、狭い入り江の形で、水が濁りやすく、一旦、波が立つとおさまりにくい。
水中観測所の材料や強度、力学的な問題もある。
豊かな命を育みながら、これらの問題に取り込まなくては。

その矢先、干潟の西側、良い生長を見せていたノリに異変が…!!
幻のアサクサノリかも知れない、採取できるのも間近にだった100か所以上に見られた葉状体。大きいものは2cmにも達していたのが、わずか1週間の間に数が激減してしまっていた。
水温が高くなったためか!?それとも餌にされたのか!?
わずかに残るノリの生長はどうなるのか!?
それは、肉眼では見えない、小さな世界の大きな原因がもたらしていた…。