ところで、唯一固まらなかった、13ccの絹ごし豆腐に疑問が残る。なぜこれだけ固まらなかったのか?
が、思い当たる節はある。
過熱した豆乳と、容器に移した際、これが最後の1つとなり、200ccより、少なめになったため、加えるべき13ccのにがりを、城島は、ついためらって全部入れてはいない。
つまり、分量は不正確。
にがりの割合としては、最も少なかったということらしく、豆腐がうまく凝固しなかったようだ。

でも、思いがけず、殆ど固まってくれたので、これを食卓に、夕げの時。
食感いろいろの絹ごしを、食べ比べることに。
まずは、最も適量のにがりとされたものを頂く。
少々やわらかめだが…。
達也「味が濃い、うまい!!」
さらに薬味を添えて頂く。
満足の出来栄えに食事も進む。

したたりそうな豆乳も、味わいに加わり、城島考案の食べ方が…。
城島「豆乳フォンデュ」
その濃厚さを利用し、ゆでた野菜に湯葉をからめる。
達也「新しいな」
玉ねぎを串にさし、豆乳にくぐらせ、からませて、思った以上の、うまそうな形。
味見を重ねて、まず考案者・城島が一口。
城島「うん、おいしい」
続いて、凝固テストの指揮をとった礼斗はニンジンで頂く。
不器用ながらも、アツアツの豆乳フォンデュにご満悦。
こうして、男たちの夕げは過ぎていく。