7月下旬、夏の土用を迎えるDASH村。
梅雨時期に湿気を帯びた衣類など風にさらす、土用干し。
太一「(天気)良いね。気持ち良さそう、畳が」
6年前、い草で編み、役場の一角に敷き詰めた年季の入る畳は、干すにもコツがある。
三角に組み合わせて立て掛けた畳は、湿気がたまりやすい裏面を効率よく干すため、裏を干してから表を干すという手順。
今日の陽射しであれば、数時間で充分乾くはず。

土用干しと言えば、こちらもこの時期楽しみな、1年前に漬けた梅干し。ちょうど良い塩梅になっているはずだが…
太一「あっ、美味しい。あとから酸っぱいの来るけど」
そんな梅を用いて挑むは、程良い酸味でこの時期嬉しい“梅びしお"。
それは、梅練りが語源と言われる酸味と甘みを活かした梅肉調味料。
塩抜きした梅干しに砂糖・みりん等を加え、加熱する事で長期保存の効く調味料となる。
紀州を始め、梅の産地で独自の味付けがされ、各家庭の楽しみ方は様々。

漬け物名人、孝子さんに習い梅びしおづくり。
一晩、水にさらして塩気が程良くぬけた所で、よくすり潰して種を取る。
そこへ孝子さんオススメの甘酒を投入。
甘酒を加えて煮詰める事で、味にコクと深みが出るという。
さらに太一の発案で村で獲れたハチミツを加え、甘みと共に初夏の香りをたっぷりと。
孝子「寝かした方が美味しくなる」
では数週間、寝かせて待つ事に。