一方の長瀬チーム、団扇づくりに時間を費やした影響あるか?
34マス目は、“江戸紫そめ"。絵は何かの生地のよう。
“江戸紫"とは色の名称、“染め"は呉服店で行っているとのこと。
訪れたのは、1842年創業の老舗の呉服屋「竺仙(ちくせん)」。
もともと江戸紫は、歌舞伎の演目「助六由縁江戸桜」の色男・助六のハチマキの色から流行。それが今は、赤っぽいものから青っぽいものまで、江戸紫と呼ばれている。
しかし、本来“江戸紫そめ"は、紫色の根を用いた“紫根(しこん)染め"のこと。
今の江戸紫色は、化学染料で染めているものが多く、スゴロクの江戸紫そめは、ほとんど無いという。

そこで、染織家の人の協力を得て、紫根染めを体験させて頂くことに。
武蔵野地方特産だった植物「ムラサキ」の根で染めた江戸紫は、江戸っ子に珍重された。
その紫根を切って、水の中で揉む。
そして、紫に色の出た液体をこして、布を浸す。
いく度も染め重ねて、本物の「江戸紫色」に近づけていく。
長瀬「昔の人の知恵ってすごいなあ」
無事、染め上がったばかりの江戸紫を首に巻き、残り5マスとなったスゴロク。ここで一発ゴールを狙う!
と、出目は見事5!急いで、東京タワーに向かう!

一方、達也チームもゴール直前、38マス目には反物らしき絵と、“新形"という文字の上に謎のマーク。
村上「○の中に大…大と○、“大丸"!」
ひらめいた二人は、大丸デパートへ急行。
だが、掲げられたマークは絵にあるものと全く違う形状!
呉服売場で確かめると、マークは1983年に現在のものになったとの事。
しかし、大丸は、もともと1717年に創業した呉服店。
呉服売り場では今も、のれんなどに使われていた!
そして“新形"とは、新作のきものを意味していた。
せっかくなので、村上が“大丸の新形"を試着。
残り1マスのスゴロクも、出目6を出して、東京タワーへ!