まず、登場させる動物の大きさを知るため、松岡が向かった先は、市原ぞうの国。日本で最多のゾウの飼育数を誇り、150種、約500頭羽の動物がいる。
ここで松岡が目指したのは、キリン。
陸上で最も背が高い動物であり、体に比べ際立って首が長い。
そのスラッっとした姿、是非とも絵本に閉じ込めたい!

しかし、どうやって大きさを計測するか?
メジャーを手に、アミメキリン“レインボー"に近づく松岡だが、警戒され、なかなか計測できない。
そこで、餌でご機嫌を伺い、打ち解けた所で、計測に入る。
苦労して計測した体高は、5m45cm。

5mをこえる身長、長い首。これを絵本にするための設計は達也。
まずは、様々な飛び出す絵本を参考にアイデアを考える。
ここで、達也が注目したのは、仕掛け絵本の名作「ジャングルブック」に納められた立体感を生む仕掛け。
幾重にも重ねられた平行四辺形が、折り畳めるように構成され、本の開閉に合わせて斜め折りが起き上がり、立体感を生む。