大寒も過ぎた1月下旬、ますます寒さ深まるDASH村。
そんな中、去年11月に収穫した“そばの実"で初めて作るのは「冷麺」。
冷麺は小麦が育たない地域で生まれた麺。
朝鮮半島で160年以上前には食べられていた記録があり、
原料はそばと緑豆(りょくとう)、冬家庭の手作りで味わうものだった。
今回はその冷麺と、それに欠かせない古の朝鮮の味いろいろ。
手作りでは難しいといわれる冷麺、一体どんな仕上がりとなるのか!?

動き出したのは12月。
“トンチミ"は汁が多くて辛くない、水キムチの元祖である大根漬け。
乳酸発酵した酸味のある汁が、昔から冷麺のスープとされていた。
そんなお勉強も含め、頼れる先生は明雄さんのお知り合い。
楽さん「アニョハセヨー」
楽さんこと、チョン・ラクスンさんは韓国から日本に嫁いで17年。
自ら作る『楽ちゃんキムチ』は、村の周辺でも人気の名物。
キムチをはじめ、韓国の味と作り方をコツコツと広めている。

まずは、水キムチの元祖というトンチミづくりから教わる。
材料は村の畑で見繕う。
大根は、収穫にはまだ早い、小さめの青首大根。
一方、白菜は大きめで芯の固いものがちょうど良い。
さらに、ニンジン、ネギ、ニンニク、セリなども用意し、まずは、大根のトンチミ作りから開始。