乾燥注意報が続く真冬のDASH海岸。
陽だまりと化した干潟には、市街地にも見られるハクセキレイ。
そんなDASH海岸に、異変が。
干潟の砂をとどめる柵に、穴が開いてしまっていた。
木の節目部分が腐ったのか?
そのうち直さなければ…と思っていたら、2週間のうちに穴が増えていた。しかも…
達也「スカスカ。スポンジみたいになっている」
腐食ではなく、木の組織が空洞になっていた。

この状態を見て、木村さんは、すぐに思い当たった。
木村さん「これ、フナクイムシですね。貝の仲間なんですよ」
アサリなどと同じ、二枚貝に属するが、見た感じは全く違っているという。
防ぐには、塗料やFRPなどで木を覆うこと。とはいえ、
木村さん「早く対策しないと砂がどんどん流れ出ちゃう」

古い柵の外側に新しい柵を取り付ける。
これで干潟の砂が流れ出るのは、ひとまず抑えられた。
達也「犯人探ししようよ」
特に傷みの激しい所の木を切り取り、割ってみると、
達也「なんかいる!」
木村さん「これがフナクイムシ」

木に孔(あな)をあける習性をもつ貝で、一生を木の中で過ごす。