DASH海岸ワカメづくり。きっかけは昨年4月、干潟に流れ着いたワカメだった。
そこで、ワカメ漁師の田村さんに教わり、ワカメの根元部分のメカブから出る、遊走子と呼ばれる胞子を種糸に定着させた。そして、ワカメの生長に適した日光と水温を管理できる小屋をつくり、春から半年間、種糸を管理。
小屋の中で、葉っぱのような形の芽胞体になるまで生長を見守った。
そして水温が低くなる10月、観測台沖にワカメ用のイカダを設置。ワカメの種糸を海に沈めた。

ようやく、目に見えてきたのは11月。
達也「いるか?これ」
イカダに吊るした種糸に、長さ7㎜程のワカメの幼体を確認。
木村さん「これからですね」
海水温が下がる冬が、ワカメの一番の生長期。
海の栄養と日差しを浴びて、ワカメはどんどん生長していく。
沖に出して1か月が過ぎた12月初め。水温を確かめると16℃で、生長には良い温度。
達也「これすごいな」
種糸を持ち上げると明らかに重く、ワカメの幼体は長さ5cmと達也も驚きの生長。

いよいよ、本格的な生長に備えて種糸を吊るし直す本養殖の段階。
木村さん「種のよく付いている所を10㎝ずつ選んで」
種糸の生長の良い部分を厳選して切り取り、太いロープに挟み込み、互いに栄養が行き渡るよう50㎝間隔で吊るしていく。
そのポイントは…
木村さん「50㎝ぐらいの所に水面からぶら下がるように」
達也「光も届きますね、これだったら」

光と栄養を吸収し、さらにワカメは生長を続ける。