口の中が渇く、口が臭う、物が呑み込みづらい…これらは、現代人の4人に1人が抱えているといわれているドライマウスの症状。(口腔乾燥症)
味を感じたり、匂いを嗅ぐ事で分泌される唾液には、消化、洗浄、抗菌といった、我々の体を守る重要な役割がある。
そんな唾液を増やすために、太一と長瀬が挑むのは、世界の激酸っぱい料理!
食べ物の酸味の正体は、主にクエン酸や乳酸などに代表される有機酸。
今回は、レモンを基準として人間の舌で実際に食べ比べる官能検査で酸度を測定!測定するのは、武蔵野化学研究所の小島検査員。
果たして、どんなすっぱい料理があるのか!?
そして、そのすっぱさは!?


太一、長瀬が早速向かったのは、豊島区池袋にある、本場ベトナム料理が食べられるという『アオヤイ』。
熱帯•亜熱帯気候に属するベトナムでは、暑さで失われた食欲を、果物などの酸味で回復させる食習慣がある。
副店長のユンさんおススメの激すっぱい料理は…
ユン「カインチュアです」
普通のトマトスープのようにも見えるが、どれほどすっぱいのか?
早速、一口すすった長瀬の動きがピタッととまる。
それを見ていた太一も一口。
太一「すごいね!口に入った瞬間にすっぱさがブワって押し寄せて」
長瀬「これなんだろう?」


そのすっぱさの素とは一体!?
ユンさん「タマリンドです」
『タマリンド』は東南アジア等の暑い地域で栽培されるマメ。
樹木全体が酸性のため、他の植物の生育を阻害することから、別名『悪霊が宿る木』といわれている。
その完熟果実は酸味料として利用されている。
酸の強さ(酸度※クエン酸換算)はレモンの2倍!