除草剤の多くは、雑草の根に作用し、全体を枯らすため、 葉の若い部分から白くなったり、赤くなったりが見られる。 道子の道草にとっては、それを見極めることが、今後、重要となる。 ならば道子が食べられる草を求めて、 一行が入ったのは、志海苔ふれあい広場パークゴルフ場。 長瀬「良い芝がありそうだね」 そのパークゴルフは、北海道十勝の公園で生まれたもの。
プラスチック製の大きなボール、小規模なコースで、 誰でも手軽にできるスポーツ。 自然の地形や植物を活かしつつも、芝をきれいに保つには、 人体に影響のない程度で、農薬は使わざるを得ないもの。 では、コース上の草を避け、定男さんの目でも確かめたコース横の草。 日本のゴルフ場や公園の芝としてよく見られる、 ケンタッキーブルーグラスは、明治時代に入ってきたもの。 それを道子にたっぷり食べさせる。
その間、男三人は、「第1回パークゴルフ選手権 道子杯」を開催! まずは、太一のティーンショット! 太一「いいとこ行った、フェアウェーキープだ」 そして、定男さんのショットは大きく外れ… 道子に当たらず何より。 楽しい時間もそこそこに、道子の空腹を満たし、再び函館港を目指す。 太くたくましい脚の道子は、上り坂も苦にしない。 この日スタートから3km、函館港までは、あと13km。