そして、3度目の夏を迎えるDASH海岸で新たな試みを開始。
江戸の初めに造られた、川の用水路につながるトンネルから絶えず流れる真水を利用し、海水と混合する場所に、汽水域づくり。
ヨシ原など塩生湿地は、水を浄化し、かつて江戸前の魚の代名詞だったウナギが好む環境だった。
そんなウナギがやって来てくれるような汽水域づくりが本格的に始まったのは、4月のこと。
まず行われたのが、運搬工事などに使う基礎材の割栗石を積んで、石垣づくり。
用水トンネルから流れる真水を、石垣とフェンスとで溜め、常に導く状態にし、隣に半円形のヨシの原を設け、十分な真水を留めることで安定した汽水に。 |