そして、水の様子がわかる観察窓を覗くと…
達也「すげえ!」
城島「観察しやすい」

下から、海水、汽水、真水と層をなしているのがはっきりと見え、達也のアイディア大当たり。
そして、早くも姿を見せたのは、川と海を回遊するウキゴリ。
体を浮かせる鰾(うきぶくろ)が大きいため、フワフワと漂うように泳ぐのが特徴。


この良い状態にある汽水を、潮が引いたところで、プールから石垣で仕切った隣のヨシ原へと流す。
城島「土入れて、潮引いても必ず湿っている状態だから、ヨシには丁度いいってことやね」
肝心の20株のヨシを見てみると、4月には5pだったのが、1か月でどれも4倍ほどの背丈となり、目標の20pを超えていた。
達也「やっちゃおうよ」
これで、ヨシ原づくりの準備は整った。


城島「畑づくり開始!」
クレーン城島の始動。
山から運んだ土の為、金網でふるいにかけながら下に落とす。
小石を含む、粒の大きい物は、石垣の隙間に利用することに。
1日かけ、約11トンの砂を石垣の高さまで入れ、ヨシが大きく生長する土台が完成した。