全国には忘れ去られようとしている栄養に優れた食材が、数多い。
そんなふるさとの味を地元の子どもたちに味わってもらう為、伝統食材を使って、給食の献立作り!
各地の名産食材に詳しい平野レミ先生が今回注目する食材は、ラワンブキ。北海道足寄町が主な産地で、螺湾川沿いに群生。
大きいもので、長さ3m、太さ10pを超える、日本一大きいフキ。
一般的なフキと比べ、カルシウムは約5倍、マグネシウムは約30倍もある暑い夏には最適の食材。
レミ先生からの依頼を受けた、城島、太一の2人は早速、北海道へ向かう。

ラワンブキの群生地に到着した2人は、まず生で味を確かめてみる。
城島「ちょっと苦味がありますね」
食感は良く、セロリに近い。
だが、フキ独特の苦みを持ち子どもには好まれない食材か?
また通常は食べないというラワンブキの葉も、葉柄(食用部)よりはるかに栄養価が高く、献立に使えそうだが・・・。

給食の献立を作るのはレミ先生が指定した全校児童9名の螺湾小学校。
給食は町の給食センターで作られており、その中には「ラワンブキづくし」という献立があった。フキを使ったおかずは2品。甘く煮たおひたしと白味噌であっさり煮込んだ肉味噌おでん。
しかしフキの独特の苦みの為、せっかくの給食を残す子どもも多かった。
そんな子どもたちの苦手なラワンブキをたっぷり使う献立作り!
レミ先生からの条件は、地元でとれた食材でその味を活かすこと、栄養バランスを重視すること、そして子ども達が好む仕上げにすること。