続いては、麺棒を使っての『のし』。生地は切れにくいが、つなぎが強い為、薄く延ばすには力が要る。
城島「固いですね」
綿のような繊維が生地全体に広がっていく事で延ばしても切れず、薄く仕上げる事が出来る。
出来上がった生地の厚さは石田屋さんは1o、城島は1.5mm。
強いつなぎの生地を切りやすくする為、扇風機で10分ほど乾燥させる。

乾燥が終わったら、『切り』の作業へ。
しかし、強靭な繊維。城島は思うように生地が切れない。
城島「すごく硬いですね」
コツは『滑らせるようにして切ること』
城島「繊維を断つように切るってことですね」
徐々にコツをつかみ、ようやく、生地を切ることができた。
少々太めの仕上がりにはなったが、釜で1分ほど、さっと湯であげ、冷水でしめて、完成。

こうして、城島が苦労の末に作った、幻の富倉そばを早速頂く事に。
城島「幻のそば」
特徴は、そばの香りと、繊維がなじんだコシの強さ。
そのお味は…?
城島「すごいコシ」
松岡「そば特有の甘い香り」
城島「これは経験しといて良かったですよ、幻のそばは」

高原野菜、そばづくりと、本場の知恵と技、そして味を堪能できた!