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再び港を目指し、下山。
と、道子の鼻がピクピクと動き出した。
定男さん「ニオイしたんでねえか」
そのニオイの先に、佐々木豆腐店を発見。
馬も食べるという、おからを分けて頂いた。
豆乳を絞った残りカスであるおからは、大豆の植物性タンパク質が豊富で、古くからウマの飼料としても一般的。
おからは初めての道子も嬉しそうに食べ始めた。
その食べっぷりに触発された男たちも揚げたての油揚げを頂き、舌つづみ。
長瀬「美味しい!」
太一「これ、最高!」 |
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腹ごしらえも済んだ一行が辿り着いたのは、函館の名所、金森赤レンガ倉庫。
明治20年、実業家・渡邊熊四郎がこの地で初めて開業した営業倉庫。
耐火性の高い煉瓦造りの倉庫は、函館港物流ターミナルの拠点だった。
太一、長瀬は初めての写真集の撮影で訪れた思い出の地でもある。
太一「懐かしいわ」
港に泊まっていたのは、青函連絡船のひとつ、摩周丸。
青函連絡船は、1908年に誕生。列車ごと船に載せ、津軽海峡を航行するスタイルは、本州と北海道をつなぐ重要なパイプだった。
が、青函トンネル開通に伴い、88年3月13日、その80年の歴史に幕を下ろした。 |
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そして、フェリーターミナルへ到着。
太一「みっちゃんよ、北海道出るぞ」
長瀬「この海の向こうに本州が」
北海道函館市、16種類の道草たべたべ、歩いた道のり38.2km。
まもなく北の大地を後に、津軽海峡を渡り、青森へ。
これからどんな道草、仲間たちとの出会いが待っているのか?
旅路はまだまだ続く。 |
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