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3度目の夏を迎えたDASH海岸。
赤潮防止に設置したアマモイカダの中では、アマモが順調に生長を見せ、アオタナゴが寄り添うように泳いでいた。
干潟の水際ではアサリが水管を使って、海水を濾過していた。
一方、城島、達也、木村さんがやって来たのは、東京湾に注ぐ江戸川の河口から3.5q付近の淡水と海水が混じりあう汽水域。
そこで、枯れたヨシを竿代わりにして釣ったのは、テナガエビ。
かつて江戸前で行われていた、エビやハゼなどを粋に釣る、小物釣りは、江戸前の風物詩だった。
釣りたてのテナガエビを揚げて食べてみると…。
城島「美味しい!」 |
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このような淡水と海水が交わる汽水域は、様々な生物が生息している。
そして、そこに生えるヨシは、豊かな生態系を生み出す。
そんなヨシ原で願う姿が、かつて江戸前の名物だったウナギ。
ウナギが棲む環境をつくるために、淡水が流れてくる海岸の北のトンネル脇にヨシ原づくりに取り掛かったのは、今年の春。
根が伸びやすいように選別した細かい粒子の土を入れて畑の基礎を作り、21cm程のヨシを19株植えた。
そんな畑の横には、ウナギが棲みつくように汽水のプールも作った。 |
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梅雨に入り、成長期を迎え、生長したヨシは、2週間で約2倍の55pに。
更に、地下茎から新芽も次々と出始め、2週間前には19本だったのが、35本と本数も増えた。
達也「あとはやっぱりウナギだよね」
その為には、ヨシ畑や汽水プールにどれほどウナギを支える生物が棲みつくかが重要。
汽水プールを確認してみると、ボラが、石についた藻をついばんでいた。
一方、石に付着した珪藻類は、光合成をして酸素を放出していた。
木村さん「これでまた生物の多様性が広がる」
他には、ケフサイソガニ、チチブ、マハゼなどの姿も見られた。 |
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