達也と木村さんが潜ってみると、イカダの下には、カキの間に棲むエビやカニなどの餌を求める魚の群れが。
5pだったホタテの殻と殻の間隔を20cmに広げられたカキたちは、一気にプランクトンを吸収し生長。
直径わずか10cmだったホタテの殻は、グローブのようになっていた。

達也が気になっていたのは、ヘドロの原因となる偽糞。
水深12mの水底で、カキの排泄物はどうなっているのか?
水底の砂をすくって、木村さんに見てもらうと
木村さん「DASH海岸のみたいに黒くない。ヘドロではなくて泥です」
なぜ、ヘドロ化していないのか?
その理由は、ナマコ。
国内生産量10位のナマコがカキの偽糞を食べて出すのは、泥に近い成分。
DASH海岸にもやってきたナマコは冬から春にかけて活動が活発化する
木村さん「今はまだ時期的にやってきてないかもしれないけど」
達也「ナマコも量的にはちょっと足りないですよね」

DASH海岸のナマコを再誘致する必要がありそう。

そして、収穫期を迎えたカキの水揚げをお手伝い。
30gだったホタテの殻は、1枚が1.5kgに。
その中は、カニやヒラムシなどの生物たちの棲み処ともなっていた。
吊るした9本のロープから、約7500個を水揚げ。
それらは加工場へと運ばれ、カキ打ちと呼ばれる道具によって、出荷のために剥かれる。
カキ養殖のノウハウを学び、産地のカキの味も堪能し、いよいよDASH海岸でのカキ養殖を開始!