ここで“おゆき"の直径は前回に迫る2.2mとなり、重さは2tダンプ並みの約2500kg。
目指すは、520m先に見えるゴールゲート。
最大斜度12度という下りだが、またも右への傾斜があり、気を付けなければ谷の中へ入ってしまう可能性も。
慎重に押し出すも…、傾斜には逆らえず、谷に向かって一直線!それを武蔵がなんとかセーブ。 谷へ入るのは免れたが、雪の深みにいる“おゆき"をコースに戻すのは、もはや人間の力では不可能だった。
そこで、ゲレンデの雪を整備する圧雪車の力を借り、押してもらう形で、“おゆき"をコースに復帰させる。 ゴールまで300mだが、自重でどんどん沈んでいく。
沈み込まないよう鉄パイプを雪面と雪玉の間に入れるが、鉄パイプも折れ曲がる重さに…。 直径は2.6mとなり、重さはアジアゾウと同じ約3800kgに達していた。
そんな“おゆき"の自重による衝撃を考え、全体に塩を塗って固め、ルスツの方も加わり総勢32名、シートとロープで引っ張る!
が、それでもビクともしないので、再び圧雪車でアシストして押してもらい、シートとロープでも引っ張る。
一気にゴールに向かって転がっていく3.8トンの“おゆき"!
吉田「行け!最後まで!」
巨体が少しずつ欠けながらも、転がり続ける“おゆき"は、ゴール手前120mで止まってしまう。 ただ大きくなるために転がり続けた“おゆき"が、身を持って出してくれた答えは、 『雪玉を転がして大きくする限界は直径2.6m(DASH調べ)』
ゴールすることをあきらめきれない男たちは動けなくなった“おゆき"を、意地もプライドもかなぐり捨て、圧雪車でゴールまで押してもらい、いびつな形となった新“おゆき"と手伝ってくれたスキー場の人たちを交えて最後に記念撮影。
前回の大きさを超える結果となった。

2012年生まれ おゆきが
ルスツリゾート敷地内に展示されています。