なんとか途中で止まったものの、この時点で大きさは、直径1.4m、重さは約650kg。
さらに、この先のコースはコース内最大の急斜面。
長瀬「斜面の向こうが見えない」
スタートから900m地点、傾斜は26度。
巨大化した“おゆき"のコントロールは難しい。
ここからはスタッフ4人も加わり支えながら転がしていく。
そして、斜面の下には障害物に当たらないようマットを持った元ラグビー部のADを配置。

斜度26度という斜面への恐怖を感じながら慎重に転がしていくが、ホルスタイン一頭分の重さの“おゆき"は、男たちをなぎ倒して転がり始める。
制御不能となったおゆきは、下に配置したADの入魂のタックルも弾き飛ばし、さらに加速しながらリフトの鉄柱近くに配置されていた距離を表示した看板に激突!
一気に350m転がって、ようやく止まったとき、“おゆき"は直径1.75m、重さ約1200kgに成長していた。

残り750m、ここからは緩やかな下りだが、やや右に傾いている。
コースを外れないよう、右側を支えながら転がしていくことに。
だが、いざ転がし始めると、“おゆき"は言うことをきかない。
右側に傾いているコースに逆らうこともできず、コース外の雪のやや深い場所にはまる。
雪を掘り、鉄パイプを使ってテコの原理でなんとか転がしていく。
とにかく傾斜のあるところは押して勢いをなくさず転がすことが鍵となる。
ゴールまであと600mの地点。