お話を伺うと、それは馬スキーという、冬期の馬の運動不足解消のために、昭和初期に札幌で始まった雪国独特のトレーニング方法。
馬車を引く為のトレーニングとしても取り入れられている。
早速、修学旅行以来のスキーとなる長瀬が挑戦!
長瀬「早い!無理無理!」
そして、道子も初のスキーに挑戦!
太一のリードで、息もぴったり。
定男さん「あれが北海道の道産子の脚なんだべ」
と、道子がその場でおしっこをしてしまったが…
太一「馴れたんだね」
馬が人前で尿をするのは、気を許し馴れてきた証。
出した後は、山育ちの道子は、雪でしっかりと水分補給。

馬スキーで絆も深まり、三沢市南部四川目へ。
太一「八戸、もう少しだ!八戸も牧場があるのかな?」
八戸藩内に「妙野牧」と「広野牧」があった。
しばらく走っていると、馬運車を発見。
近づいていくと、道子より小さな馬ポニーがソリを曳いている。
定男さん「馬力大会やってるんだ!」

ここで行われていたのは、ポニーのレース用の練習。
さまざまな重さのソリを引いて競う馬力大会は、山から木材を切り出す馬搬が起源とされ、農耕時代の馬の力比べが大会として残り、現在でも青森県をはじめ東北各地で大会が開かれている。人馬一体となりソリを曳いて走り、タイムを競う。
ならば、道子もこの、馬力大会のレースに挑戦!
太一「負けないよ、うちの道子は!」