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4月下旬のDASH海岸で、干潟の大改造。
城島「クルマエビが来たらええなあ」
豊かな干潟の象徴とされるクルマエビが棲みつくには、柔らかくて潜りやすい砂、餌となるゴカイなどの豊富な生物、隠れ処となる海藻など、複数の条件が必要。
そこで、木村さんと潜水士の大久保さんと共に、干潟の拡大工事を開始!
まずは、ヘドロが溜まりやすい場所を囲むように、割栗石を積んでの石垣づくり。
作業の合間には、南からの強い風が吹いてきた。
達也「これ大事だよ。満潮と同時に南風で生物が一気に来るといいな」 |
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クルマエビは、高い遊泳力を持ち、生息環境の整った場所を探している。
南風に流されて、DASH海岸を棲み処として選んでくれるのか?
と、達也が発見したのは…
達也「赤いクラゲだ!」
海中に漂っていたのは、アカクラゲ。
体には、赤いラインが走り、50cm程の長い触手が特徴的なこのクラゲは、強い毒を持ち、刺されると火傷のような痛みに襲われ、時には呼吸困難に陥ることも。 |
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辺りには40桶以上のアカクラゲが漂い、危険なため、作業は一時中断。
木村さん「乾燥しても毒針だけはいきてるので」
赤い触手には、無数の毒針があり、日本一の兵(つわもの)と称えられた戦国武将の真田幸村もアカクラゲの乾燥粉末を使った目潰しで相手の目をくらましていたという。
触手にある無数の毒液の入った刺胞が刺激されると、長さ0.01mmの刺糸(さしいと)が飛び出し、毒液が注入される。
アカクラゲは粘着性の触手に魚などの餌を絡めて、毒針によって相手を麻痺させて、動かなくなったところで、繊毛運動により、口椀へ運んで、口から胃腔(いこう)の中の体液で溶かして食べる。 |
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