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達也「アカクラゲは今までいなかったですよね」
木村さん「スズキとかボラとか捕食する魚が少なくなったのも一つの原因」
秋から冬にかけて約1mmの幼生の姿で海中を漂うアカクラゲ。
その時に、大型魚に捕食されて、その数が制限されるが、去年の秋口に海岸を襲った青潮により、クラゲを食べる捕食者がいなくなり、その結果、大繁殖したものと思われる。
城島「生物のバランスが崩れるとこういうことになるんですね。大きな魚が戻ってきて欲しいなあ」
急ぐ石積み作業だが、大潮の干潮時、潮が引いてから作業を再開することに。 |
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アカクラゲ騒動から1週間後、大潮の干潮の日。作業はいよいよ大詰め。
約2000個の割栗石を、生物が棲みつきやすいように隙間をあけて積んで、約25mの土留め石垣が完成!次はいよいよ砂入れだが…
城島「ただ砂を入れるだけじゃ、放っておくとまた締まってしまう」
クルマエビに必要なのは、脚で掻き分けられる柔らかい砂地。
しかし、波も流れもないDASH海岸の地形は、砂が締まって固くなりやすい。
ゴカイや二枚貝のアサリなどは生息できる土壌ではあるが、クルマエビが棲みつくには固すぎる。 |
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クルマエビが棲みつく理想的な環境は、干潮時でも海水が残る潮だまり。
DASH海岸の護岸に設置した、木箱に砂や石を敷いた人工潮だまりは、常に海水が残っており、砂地が締まらずに柔らかい状態。
潮だまりは、マハゼなど小動物の生息域にもなる。
柔らかい砂地には生物とどう関係しているのか?
そこでやって来たのは、江戸時代よりクルマエビの一大産地として知られている、鹿児島県の錦江湾を望む姶良(あいら)市。 |
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