 |
錦江湾と呼ばれる鹿児島湾は、黒潮が貫入し、温暖で穏やかな内湾。
多様な生物が棲む豊かな生態系が高く評価され今年3月に、霧島錦江湾国立公園として認定された。
くすの木自然館職員の浜本さんによると、
浜本さん「錦江湾は東京湾とほぼ同じ広さです」
東京湾は約1380ku、一方、錦江湾は1130ku。さらに、
城島「形も似てますね」
つまり、形状と環境が似ているため、DASH海岸の参考になる。 |
 |
早速、錦江湾最奥に位置する重富干潟で調査開始!
錦江湾最大の干潟で、53ヘクタールの広さ。これはDASH海岸の2650倍。
城島「干潟にあるのは潮だまりですよね」
指で掘れる程柔らかく、そしてすぐに水が溜まる程の保水力。
その秘密は、豊かな生態系によるものだという。
干潟の表面を見てみると、
城島「巻き貝がすごいですね」
干潟一面を覆い隠すほどの巻き貝は、干潟の重要性を保つ大事な存在。 |
 |
特にウミニナは、干潟の砂地にのみ生息する巻き貝で、東京では絶滅種であり、地中を這って、表面の有機物を濾して食べる。
つまり、地表面を耕して、柔らかくしている。
城島「こんなちっちゃな貝が、この干潟を良い状態にしてるんですね」
木村さん「柔らかさの理由は、別にもあるんです」 |
|
|