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約30種の生物を展示している魚類大水槽でアカエイの姿を見ていると、餌のイカをくわえているアカエイの姿が。そこで、城島に疑問が…
城島「上しか見ることができないのにどうやって探して食べるんですか?」
アカエイの目は上向きについており、視界は上だけで下は見ることはできないが、これはあくまで外敵などを見張るための警戒用。
そこで、アカエイが餌を探すために優れた嗅覚の一つが、生物が出す微弱電流を感じ取る器官である、ロレンチニ瓶と呼ばれる、口の周りにある黒いツブツブ。
砂にいる魚や甲殻類や貝などの筋肉の動きで放出される微弱電流を感知し、砂に潜っている餌を知ることができる。 |
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そんなロレンチニ瓶の実験で、アカエイの優れた生態を観察!
アサリを砂の中に隠し、しばらく様子を見ていると、数分後にはアサリの場所を感知し、アサリを捕食した。
達也「見えてないのに!」
アカエイは、餌を砂から吸い込むようにしてくわえて食べる。アサリのような貝殻も砕いて食べる。底生生物から魚の死骸まで大量に食べるアカエイ。
城島「生き物がもっと増えなきゃということですよね」 |
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一方、5月のDASH海岸でアサリの幼生調査。
アカエイには、大量のアサリなどの底生生物が不可欠。
プランクトンを採取し、顕微鏡で見てみると、アサリのD型幼生を発見。
さらに、多毛ゴカイの幼生の姿も。ゴカイは砂地を掘り返すありがたい生き物。
そして、クルマエビのために、石垣を作って改良した干潟に280トン以上の砂入れを開始!
達也「来いよ!クルマエビ!」
一筋縄ではいかない海づくり。クルマエビが棲みつく環境までは一歩ずつの長い道のり。 |
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