後継者不足や時代の変化などで、いま日本の伝統文化が消えつつある―
そんな、その土地ならではの「後世に伝えるべき古き良きもの」は、全国にまだまだある!
ならば、僕らで伝えていこう!“未来に残したい!DASH遺産"。
今回、達也がDASH遺産を探してやって来たのは、沖縄本島の読谷村(よみたんそん)。
遺産候補となるのは、「もはや絶滅寸前!たった一人でやる追い込み漁」。
追い込み漁は元々、沖縄で始まった伝統漁であり、人数が多いほど確実に魚を捕まえることが出来る。
それをたった一人でやるとはどういう事なのか?

福地進さん56歳は、ここ読谷村に生まれ育ち、漁師歴は30年。
早速、今日の漁に同行させて頂くことに。
海までおよそ5分、毎日、船を車でけん引して港まで運ぶ。
渡慶次(とけし)の船揚場に到着してからも、準備はすべて一人で行う。
そして、船に乗り込み出港して10分、ポイントに到着。
福地さん「(岩で)波が立ってるすぐ外側で(漁を)やる」

まず達也は船の上から、たった一人の追い込み漁を見る。網を手にした福地さんは、あっという間に船より20m離れた場所まで泳いでいく。
達也「一人作業だから(船上からでは)全く何やってるかわからない」
追い込み漁は、魚の群れを仕掛けた網に複数の人や漁船で追い込んで捕まえる漁。
7年前、宮古島で達也が経験した追い込み漁も、大勢いたからこそ魚を追い込めた。