野菜を売り歩くのは全長2kmのコース。
まずは、狭い道が続く住宅街。
広い場所で大八車をとめ、
樋口さん「今日はどうですか?」
と、一軒ずつお宅に声を掛けていく。
しかし、日中はお留守にしているお宅も多く、お客さんが来る気配がない…
と思いきや、続々とお客さんが集まってきた。
たとえ常連さんが留守でも、大きな声で呼びかける事で
ご近所さんが気づいて、買いに来てくれた。これもおばちゃんの知恵。

次々飛ぶように売れていく野菜。そのなかでも一番人気はトマト。
その人気には秘密があった。
市販のトマトはお店で売っている時が食べごろになるように、まだ実の色が青い時期に収穫される。
一方、振り売りで売るトマトは、ギリギリまで木で熟した完熟。
それを孫の豪宏さんが朝1つずつ収穫。
トマト以外の全ての野菜も自家製で、その日の朝に収穫される。
だから新鮮で美味しく、大人気。

しかし、あまりの繁盛ぶりに城島は…
城島「100g70円のトマトを1000円分だと何g?」
太一「リーダー早くしてよ!並んじゃってるよ!」

と、少々混乱しつつも、なんとか野菜を売っていく。
だが、樋口さんの売る野菜はとにかく美味しくて愛されているからこそ、次第に売れていくにつれ、
お客さん「もうちょっと良いトマトあるといいのに」
と、お客さんの目も厳しくなる。
太一「信頼関係がないとこういう会話できないと思う」
しかし、そういった傷物が残ってしまうのも、この振り売りの仕方ないところ。
樋口さん「みんな食べてや」
明らかに今日売れ残りそうなトマトを1つ頂く事に。
太一「美味しい!」