「無人島に線路を敷きたい」という長瀬の無理な相談にもかかわらず、すぐに駆け付けてくれた川端社長は、その場で設計図を作成。
傷んだ台車を、社長の力を借りて動力付きに改造する。
改造して作るのは、“手漕ぎ式トロッコ"。
ハンドルを上下に動かすことで、真ん中のギアが回り、チェーンでタイヤも回転する、お馴染みのトロッコ。
まずは、古い天板をはがし、サビた枠を取り除いて、残った車輪の部分に、川端社長の鉄工所から頂いた新しい天板を溶接。
これで、手漕ぎ式トロッコの基盤が完成。

一方、DASH島で石を運び続ける城島の顔に、疲労の色が。
これまで運んだ石は全部で8個だが、相当お疲れの様子。
そのころ達也は、小島の南側で海に潜り、食料調達。
サザエを獲ったポイントで、他の獲物を探していると、今度は、小さな岩の間に“マダカアワビ"を発見!
まさかの高級食材をゲットした。
さっそく、石運びで疲れ切っていた城島と遅めの昼食。
活きのいい天然のアワビとサザエの網焼きに舌鼓。

そして長瀬のトロッコは、仕上げに入っていた。
動力部分は、鉄道マニア・川端社長が、ありあわせの部品で作ってくれた。
ただし、動力を伝える大事な部分は、これから吹かれ続ける潮風に強い、新品の材料で。
ハンドルとギアをつなぎ、それによって回転するギアとタイヤをチェーンでつなげば、念願の手漕ぎ式トロッコの完成!
筋金入りの鉄道マニア・川端社長の知識と技術。
そこに、黒部鉄道の歴史ある平トロッコが見事にコラボレートした。