そのころ達也は、食料を調達するため海へ。
潜るポイントは、小島の南側で、狙うはサザエ。
そこは、水深3m、大きな岩の間に海藻が生い茂る。
その影は、魚や貝が隠れやすい環境となっている。
岩陰には、ヒレに要注意のハオコゼや、臆病なメバルの稚魚たちも身を潜める。
と、達也が大きな岩の下に、何やら貝を発見。
一瞬で狙いを定め、一気に4つのサザエをゲット!

一方、長瀬はDASH島を遥か離れ、富山県・黒部峡谷鉄道に乗っていた。
それは険しい山中を走る、山岳列車の技術。
足場が悪く、道も狭いDASH島に、活かせないものか。
長瀬「ここまで高望みしないけど、やっぱり便利だよね」
例えば、島の山森や洲に線路を敷いて、小さな列車を走らせたい。
レール幅はJR在来線が106.7cmに対し、黒部鉄道は76.2cm。
狭い場所を往来する山岳鉄道は、レール幅も小さく、その分、列車も小さくできる。

これは島にうってつけ、しかも、使っていないものを、譲って頂けるという。
昭和50年代から使われていた、資材運搬用の平トロッコ。
天板は所々穴が空き、車輪もサビてはいるが、修理すれば問題ない。
しかし、このままでは台車を手で押すしかない。できれば
長瀬「(台車に)動力を付けて使うことも可能なんですか?」
そこで紹介して頂いたのが、地元・鉄工所の社長・川端さん。
鉄道グッズ集めが高じ、今では中古の車両を持っているという、筋金入りの鉄道愛好家。