まず、初上陸のときに見つけた、朽ちた建物の跡。
腐ることなく原形をとどめた杉の材木もある。
城島「DASH村の小屋もこれぐらいの(古材)使ってた」
達也を中心に建てた、DASH村の母屋。
そのときも、古材を切って・繋いで・再利用し、一年半かけて建てた。
とはいえ、薄くて建材として強度の足りないものもあり、島中にある古材をかき集めて、どれだけの材料が揃うかがカギ。

さらに、廃屋の横には無数の屋根瓦。
ここは初上陸のときには、哺乳類らしき骨があった場所。
探索すると、カタツムリの殻や鳥の頭がい骨も見つかった…。
だが、瓦は少なくとも40年程前のものでも、傷みは少ない。
そして集落跡には、石垣がいくつもある。
山口「(瓦と石は)使えるじゃん、全部」
DASH村の建物にも、数多く使った石。
束石(つかいし)や基礎など、島の建物には欠かせない。

これら石垣の石は、基地作りに役立つはずだが
長瀬「(石を)運ぶのが問題なんだよ」
舟屋は、海から一階に船が直接乗り入れるため、海に面して建てる。
石垣のある場所から舟屋候補地の港までは、およそ400mの距離を運んで来なければならない。
試しに担いで運んでみるが、石は2つで58kg。
一人で担ぐつもりが、男三人がかり。
しかも、悪い足場を30分かけて歩き、やっと港へ到着。
城島「運ぶ方法を考えた方が後々、楽やね」
そして後日、城島は再び石を運び始めたが、やはり人力では限界がある。