福島県浪江町のDASH村で、初めて米を作ったのは11年前のこと。
それから毎年秋には、黄金色の稲穂を実らせ、DASH村の仲間達と共に収穫し、実りの喜びを実感した。
自分達で作った米の味は、まさに格別。
11回目の米作りを始めようと思っていた矢先、昨年2011年3月11日、あの東日本大震災が起こった。
その後の原発事故で、DASH村のある浪江町は計画的避難区域に含まれてしまい、許可無しでは入れなくなり、米づくりをする事が出来なくなってしまった。

さらに、村の仲間達は、避難を余儀なくされ、バラバラになってしまった。
しかし、唯一の望みはDASH村でつくられたTOKIOオリジナルの米の種が無事だった事。
とはいえ、またこの種を植えて新しい種を作らないと新男米は途絶えてしまう。
そこで去年、日本一の米どころ新潟県の魚沼に持っていき、植えさせて頂いた。
10月には、無事、稲穂が実り、例年通り稲刈りをする事が出来た。

そして、今年はその種を使い、12度目の田植えはふるさと福島で!
太一「つながったね」
明雄さん「今年は福島だ」

その協力者は、福島県で米を作っている難波さん。
難波さんが現在、米を作り出荷し続けているこの田んぼの一角に新男米を植えさせて頂くことに。
早速、生長した苗を束ねて田植えの準備。
すると、やって来たのは三瓶金光さん。
DASH村で炭作りを教わった太一の師匠。毎年の田植えに欠かせない仲間が揃った。