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この日のDASH島は、今春、日本列島を襲った爆弾低気圧の影響をもろに受けていた。
吹き荒れる強い風と雨、打ち付ける2mの波、この状況では、島の基地となる舟屋造りの作業もままならない。
そこで、せめてこの無人島でできることを進めたいと、比較的、風の影響が少ない森の中で食料調達。
達也「季節は春だからね、DASH島初めての春」
海辺とは一変、風も穏やかな森の奥では、
城島「すごい鳥の鳴き声がする」 |
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その鳴き声をよく聞いてみると、“ホーホケキョ"と鳴いている。
警戒心が強く姿は見せないが、春の訪れを告げる鳥“ウグイス"に間違いない。
そして、さらに森を進むと、トロッコの線路の枕木の間から顔を出す植物が。
つい3週間前には、何も生えていなかったはず。
達也「タケノコみたい」
食べられなくもなさそうだが、島には毒のある植物も多い。
と、外側の皮をめくった中の茎、そのヘビのような模様には見覚えがあった。
実はこれ、去年の夏に見つけていた“マムシグサ"。
形や茎の模様がヘビのマムシに似ていることから、そう名付けられ、人が食べると、喉に激痛が走る毒を持った危険な植物。 |
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マムシグサは春に土から芽を出し、形を変えながら生長する。
二人が見つけたのは、サヤから新芽の葉が出始める段階。
もちろん食べられないので、別に食料になりそうなものを探す。
すると、何やら黄色い花を咲かせた植物を発見。
調べてみると、これは“キケマン"。
かわいらしい花とは裏腹に、根・茎・花・その全てに毒を持ち、手で触るだけでも危険で、食べると嘔吐や心臓麻痺を起こすこともある植物。
見つけるもの、見つけるもの毒だらけで二人は、
達也「海沿いに行こう」 |
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