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春の暖かな陽気の中にも、ひと足早く夏の気配を感じるDASH島。
この日は、京都・伊根の職人と共に舟屋の作業の続き…のはずだったが、
長瀬「あれ?柱が倒れてない!?」
目の前には、建てたはずの柱がない…。
なんと、ほんの数日前、スタッフ総出で建てた舟屋の柱が倒壊していた。
大の男たちが14人がかりで、作業は全て人力。
基礎と柱が何とか形となり始め、これで舟屋が、一気に完成に向かうと思っていた矢先の出来事だった。 |
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達也「(金輪継ぎで)継いだ所が折れてるよ」
強風にあおられ、耐えられずに倒れたと考えられるが、しっかり、風の対策はとっていたはず。
倒れる原因となるわずかな傾きも直し、垂直な状態で、支えの棒も2本、釘でしっかりと固定した。
しかし、その釘も見事なまでにぐにゃりと曲がっていた。
これには、舟屋のプロ・尾谷棟梁も初めての経験らしく困惑気味…。
尾谷さん「2本も打ってあるのに抜けることなんてあるんか」 |
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実は数日前、予想を超える事態が起きていた。
その日のDASH島は、爆弾低気圧の影響で荒れに荒れた。
風速推定15m、潮位観察用に設置したカメラ自体も揺れるほど。
舟屋周りの木は、今まで見たことないほど大きく揺れ、そのまま風は弱まることなく、夜が更けた深夜2時のこと。
カメラのマイクには、暗闇の中で柱が倒れる音が収録されていた。
さらに、数時間して風は止んだものの、今度は倒れた柱が潮で浸水。
舟の出し入れを考え、潮が入るようにしたことが裏目に出た。 |
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