真夏の太陽照りつけるDASH島。
この日、達也は基地作りとともに続けていた作業へ。
それは、無人島の森の奥に長年残されていた古井戸の再生。
始まりは、去年の11月だった。

達也「まずは、どんな感じの水か見てみっか」
かつての島民が祀ったと思われる、石の水神様に祈願して、その水の状態を確かめる。
汲み上げた水は、かなり浮遊物が多く、とても飲めたものではない。
これを飲めるようにする手立てはあるのか、まず確認すべきことは、
達也「水が、湧いて来てるのかな?」
さっそく、バケツひとつで底近くまで水を抜いていく。
水を汲み出すこと45分、バケツ40杯の水を抜いたとき、
達也「すごいペースで水が湧き出てるよ!」
確かに水は湧いていた。
では、なぜ水は汚れているのか、井戸の中に原因があるのか?

見たところ、石が積まれた壁だが、DASH村の井戸も同じだった。
それは半年間かけて、角張った大きな石を集め、すき間ができないよう手作業で、石を丁寧に積み上げた。
それと比べると、この島の古井戸は、石の形や大きさもバラバラで、積み方もかなり荒い。
実は、古井戸が崩れる事故は多い。
内側の石に触れ、体重をかけると崩れ落ちる可能性も。
そこで、安全も考え持ち込んだのは、高所作業に使う伸縮ハシゴ。
さっそく、達也が中へ下りてみる。